栄養もばっちりで日本人にとってはかかせない納豆。正直、「あのニオイが苦手」という人も多いですが、最近はニオイ控えめな商品なども販売されています。
そんな毎日の食卓にかかせない納豆の賞味期限ってどうなんでしょうか?
もともと発酵食品なので少々賞味期限が切れても大丈夫!という声も聞きますが、安心して食べるためにも今一度確認しておきましょう。
納豆の賞味期限はいつまで?
■通常の賞味期限
賞味期限といういうのは美味しく食べられる期限のことを言います。ですので、あくまで日付は目安であり、少々過ぎたからといって神経質になる必要はありません。
納豆の場合、期限を過ぎても風味が落ちることなく美味しく食べることが出来ます。
■いつまで食べれるのか?
では実際に期限を過ぎた場合、いつまでなら大丈夫なのでしょうか?
本来納豆というのは発酵食品のため、店頭に並んだいる間も実は発酵が続いています。ですのであまりにも日が経ち過ぎると「シャリシャリ」した食感になり、風味も落ちてきます。
特に体に影響を及ぼすものではありませんので心配する必要はないとのこと。でも美味しく食べるには、やっぱり賞味期限以内、もしくは期限後10日以内には食べ切りたいですね。
納豆の「白いブツブツ」は何?
賞味期限が切れた納豆を見ると何か白いブツブツしたものがついていることはありませんか?「何か気持ち悪い!」といって捨ててしまう人も多いかもしれません。
ですがこの白いブツブツは発酵が進んだことによって出来たアミノ酸の塊なんですよ。なので人体に影響はありません。ただし食感がシャリシャリして美味しくありません。
「チロシン」について
白い塊はこの【チロシン】というものです。納豆菌による発酵が進み、生成されます。水に溶けないのでこのように結晶化します。
出現するタイミングは発酵が進んだ時だけでなく、賞味期限を過ぎて二次発酵が起こり始めるころなんだとか。
人体に影響はなく、むしろ体にはいい影響を与えます。
- うつ病予防
- ストレス緩和
- 集中力向上
- 慢性疲労の緩和
といった働きがあるそうです。ドーパミンやアドレナリンの元になるんですよ。成長期にも欠かせない成分で、お子さんには積極的に摂取してほしいとのこと。
ただし摂り過ぎは禁物です。過剰摂取はめまいや動悸の原因になります。食品に含まれているものを自然に食べるだけでも十分です。
賞味期限切れの納豆を使ったレシピ
賞味期限切れの納豆は食感が悪いのでそのまま食べるのではなく、オムレツや炒め物などに使うといいですよ。ある程度の水分があるとふっくらしてくるので食べやすくなります。
栄養バランスもいいので、お子様の朝食などにもおすすめです。
■納豆オムレツ■
【材料】
- 卵 2個
- 納豆 1パック
- 塩コショウ 適量
- ごま油 適量
【作り方】
- 卵をしっかりとときほぐし、よく混ぜた納豆と塩コショウを入れて混ぜます。
- 熱したフライパンにごま油を引き卵液を流しいれる。
- いつものオムレツを作る感じで焼けばOK!
納豆の保存方法と期間について
画像引用元:http://yaplog.jp/sweetchipmunk/
納豆は常温で保存すると発酵が進むので、冷蔵または冷凍にて保存します。
■保存方法
常温の場合は冬場以外はオススメ出来ません。1~2日程度なら大丈夫ですが、そのままにしておくと発酵が進み、アンモニア臭がきつくなってきます。食べても体に問題はありませんがあまり美味しくないので、冷蔵庫で保存しましょう。
意外におすすめなのが冷凍保存です。安売りでついつい買いすぎてしまった時は冷凍しちゃいましょう!
面倒ならそのままパックごとでもOK!ニオイ移りが気になる人はパックから出してラップに包んでから保存袋に入れるといいですよ。とにかく密閉していれば風味が落ちることはありません。
食べる前日から冷蔵庫に移して、自然解凍で食べるようにしましょう。
■保存期間
冷凍した場合は1ヶ月くらいは保存していても大丈夫です。ですがあまりに長期間冷凍したままの場合は、やはり風味が落ちてしまうのでオススメ出来ません。
まとめ
納豆は賞味期限を1~2週間過ぎても十分美味しく食べることが出来ます。なのですぐに捨てるのはもったいないですね。
食感が悪くなったものはオムレツやお味噌汁などにいれると問題なく食べられます。それでも消費しきれない時は冷凍しておきましょう♩