これからの季節、最も気をつけたい病気といえばやはりインフルエンザですよね。
すでに予防接種を受けている人もいるかと思いますが、100%感染しないというわけではありません。予防接種を受けた人も、受けていない人も予防することがとても大切です。
そこで注目なのがなんと「納豆」!納豆がインフルエンザ予防に効果的って一体どういうことなんでしょうか。早速見てみましょう♪
「S-903 納豆菌」の働きとは?
納豆には納豆菌という菌が使われています。納豆を作るには欠かせないもので、環境によってたくさんの種類があることが分かりました。味やニオイ、健康効果などがそれぞれ異なる性質を持っているんだそうです。
そういったことが研究で発見され、いろんな研究を重ねた結果、数ある中に免疫に対して非常に高い効果を持つ菌が発見されました。
そう!それこそ「S-903納豆菌」です。S-903納豆菌は一般的に使われている納豆菌に比べると免疫に対しての機能が1.5倍もアップするそうです。
免疫機能がアップするということは、風邪などの感染症を予防出来るということです。中でもインフルエンザ予防に大変効果的ということなんですよ。
納豆菌で予防できる感染症は?
インフルエンザ予防はもちろんですが、実は他の感染症にも非常に効果的だということが分かっています。
例えば感染力の非常に強い胃腸炎「ノロウイルス」。感染すると嘔吐や下痢、腹痛、発熱などの症状を引き起こし、抵抗力の弱い子供やお年寄りは重症化することもある怖い病気です。
特に冬場に流行しますが、現在ワクチンはありません。しっかり予防するしかないんです。そんな怖いノロウイルス予防にもS-903納豆菌が効果的なんだとか。
マウスによる実験によると、ノロウイルスの発症予防と、感染してからの症状を軽減する効果があることが分かったそうです。
他にも大人風邪と呼ばれる「ライノウイルス」にも効果的です。大人の風邪の30~50%はライノウイルスなんだそうですよ。
特効薬はなく、予防するワクチンもありません。そんなライノウイルスにもS-903納豆菌は効果を発揮します。
先ほどのノロウイルス同様に、予防ならびに感染後の症状を軽減させることが出来るんだそうです。
鼻炎や花粉症の緩和にも効果的
スーパー納豆菌のS-903ですが、まだまだ驚くべきパワーを持っています。実は鼻炎や花粉症の緩和にも効果的なんだとか!
モルモットを使った実験では、鼻過敏症のモデルTDI感作モルモットに納豆菌を38日間摂取させたところ、鼻水を抑える効果が分かりました。
次に花粉症患者を対象にした実験では、実際にS-903納豆菌で作った納豆を食べてもらったところ、鼻水・目のかゆみ・くしゃみといった症状が緩和されるという結果になりました。
このように鼻炎や花粉症をも抑えてくれます。まだスーパーなどでは手に入らないようですが、近い将来この納豆菌を使った納豆が販売されることでしょう。
インフルエンザ予防に役立つ食品まとめ
スーパー納豆菌はまだ簡単に手に出来ませんが、インフルエンザを予防する食品というのは身近にたくさんあります。それらを積極的に摂取して、インフルエンザから体を守りましょう!
そもそもインフルエンザ予防というのはバランスの取れた食事が大切です。肉、魚、卵、野菜、果物をまんべんなく食べるようにしましょう。
インフルエンザ予防に効果的な栄養素のビタミンD。この栄養素はウイルスの撃退に効果的とされています。主に魚に含まれます。
納豆やおくら、ヤマイモといったぬるぬるする食品に多く含まれるムチン。体の中に入ると気管や消化管、目などの粘膜の表面をカバーします。よってウイルスの侵入を防ぎ予防します。主な食材は納豆・おくら・モロヘイヤ・あしたば・さといも・長いも・ヤマイモ・なめこ。
ビタミンA・C・Eというのは免疫力を高める働きがあります。亜鉛やセレンといったミネラルも同じく免疫細胞の機能低下を防ぎます。
【ビタミンA】レバー、緑黄色野菜など
【ビタミンC】果物、ブロッコリー、ピーマンなど
【ビタミンE】アーモンド、ピーナッツなど
【亜鉛】レバー、牡蠣、ココア、大豆、ごまなど
【セレン】イワシ、カレイなどの魚、昆布、大豆など
近年ヨーグルトがウイルス予防に対して非常に効果的として注目されています。乳酸菌が免疫力を高めるとのことです。
インフルエンザは「規則正しい生活」と「栄養バランスの取れた食事」である程度は予防出来るようです。また、うがいや手洗い、マスクの着用などもしっかり行いましょう。
今後商品化が期待されるスーパー納豆菌にも注目ですね♪